輝きの向こう側へ

アイドルが好きなファンが少しずつ想いを伝える場所

星井美希という光

星井美希

765プロ所属のアイドル。

眠るのが好きで、おにぎりが好きな、可愛らしい女の子。

私が彼女のことを知ったのは小学生4年生の頃だったと思う。

ちゃおを読むのが好きで、おじゃるまるを見ているような普通の小学生。たまたまアニメが流れてきたという何でもない日常の中に、その出会いがあった。

最初は、みんな可愛いなとかそれぐらいの感情だったと思う。

いつの間にか、彼女のことが気になっていた。

無意識のうちに、星井美希のことが好きになっていたのである。

笑顔が可愛くて、プロデューサーのことをハニー呼ぶ、茶目っ気たっぷりな金髪の女の子。

憧れだった。

美希ちゃんみたいになりたいと思った。

それからは、初めて深夜のアニメを録画してみたり、彼女について調べてみて、短髪だったことを知って驚いたりして...。初めてのことをたくさん経験させてくれる、特別な存在になっていった。

そのあと、アイカツにハマったり、ダンガンロンパを通ったりして、小学校卒業し、中学生になった。

アニメが終了してしまい、美希ちゃんを見る機会が減った。

けれど、14歳の誕生日を迎えることに、私は変わらず特別な想いを抱いていた。

何の節目でもない、キリも良くない、14という数字。

これは、星井美希の初めの頃の年齢設定と同じ年。

私はやっと、憧れていた美希ちゃんと同い年になったのだ。

その時やっていたツイッター

「やっと美希ちゃんと同じ年になったよ。これからもずっとずっとよろしくね。大好きだよ。」

というメッセージを呟いたことを今でも鮮明に覚えている。

アニメのキャラは年齢が変わらないものがほとんどである。

しかし、人間は年を重ねていく。

美希ちゃんに出会った頃、まだ10歳の子供だった私が14歳になり、大人になっていくように。

その時から、私の憧れの女の子だった「美希ちゃん」は、友だちのような存在の「美希」に変わり、推しの「みきみき」に変わっていった。

お小遣いでみきみきのタオルを買ったり、缶バッチを買ったりして、ずっと彼女のことを応援していることに変わりはなかったけれど、部活が忙しかったりして、ライブに行くことは一度もなかった。

その分、私の中のみきみきの存在も、少しずつ小さくなっていった。

 

高校に入った後、すぐにミリオンライブ!シアターデイズが配信され、私はその中で久しぶりにみきみきに再会した。

私の知っている、憧れた、大好きな彼女が存在していた。

その時に、改めて感じたのだと思う。

やっぱり私にとって、最高のグループは、765ALL STARSで、最高のアイドルは星井美希だけなのだと。

全ては、日常の少しの光から始まる。

星井美希が私にくれた幸せや、楽しい時間のように。

そして、これからどんなアイドルに出会っても、みきみきは私の特別な存在であり続けるであろうと確信できるほどに、彼女のことを思っている。心から愛を込めて。