小さな煌めき、ひとつ

2月27日。

 

特別な日。

 

ほとんどの人にとっては普通の日かもしれないけど。

 

私にとっては街の見え方が全然違ってみえるくらい大切な記念日。

 

大好きな人の生まれた日だから。

 

 

でも、去年なら、こんなふうに誕生日を祝うことになるなんて、考えられなかったな。

 

もしコロナが広まってなかったら、あの日家にいなかったら、コンサートが配信じゃなかったら、好きになってすらいなかったかもしれない。

 

そう思うとすごく不思議な気持ちになる。

 

 

たまたま見ていたMステで、'おいで、Sunshine!'を歌っている美 少年っていうグループかっこいいなって気になり始めて。

まだ名前と年齢ぐらいしか知らなかったけど、配信のチケットを買った。

 

配信当日はドキドキして、どんな感じなのかな...何の曲歌うんだろう、とかいろいろ考えながら始まるのを待ってた。

 

 

そしたら、眩しいぐらいに輝いている同い年ぐらいの男の子たちが出てきて。

 

歌ったり、踊ったりしている、画面越しの彼らに、すごいなって、素敵だなって思った。

 

 

その中に、浮所くんがいた。

 

 

ソロで'カレカノ'を歌うあなたを見て、あ〜この人のことが好きって思ったの。

 

王子様みたいにかっこよくて、笑った顔ががひまわりの花みたいに明るくて、無邪気な感じが可愛くて。

 

好きになるしかないじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが特別な存在に変わるのって突然だ。

 

だって、浮所くんの出てる公演、見たことあるんだもん。

 

2016年のジャニーズオールスターアイランド。

 

その時は、もう少し大きくなって、そのジュニアの子が大切な人になるって気づけなかったな。

 

 

 

 

 

 

今でも思うんだよ。

 

 

もしあの時気づいていたら、あなたが初めて見る景色を知ることができたのかな、とか、一緒に成長していけたのかなって。

 

 

でも、過去は埋められないから、これからの、未来を一緒に見ていきたいなって思ってるんだ。

 

いつか、知らない部分より、知ってる部分が多くなるように。
 

だから、今は''浮所飛貴''の新しい一面をたくさん知ることができる喜びでいっぱいなの。

 

浮所くんは、ドラマや映画、バラエティーに雑誌、、いろいろ活躍してるから、推すのは忙しいね笑

 

嬉しい報告聞くたびに、たくさん幸せたくさんもらってる。

 

早くこんな暗い時間が過ぎて、浮所くんに会いに行けるその日まで、ずっと待ってるから。

 

 

 

あの時、舞台で見た小さな煌めきが、世界を覆うような大きな煌めきになれるって信じているよ。

 

応援してるよ。

 

 

 

 

 

 

2021年2月27日。

 

あなたにとって今日が良い1日でありますように。

 

生まれてきてくれてありがとう。

 

好きだよ。今日も明日も明後日も。

 

 

星井美希という光

星井美希。

765プロ所属のアイドル。

眠るのが好きで、おにぎりが好きな、可愛らしい女の子。

私が彼女のことを知ったのは小学生4年生の頃だったと思う。

ちゃおを読むのが好きで、おじゃるまるを見ているような普通の小学生。たまたまアニメが流れてきたという何でもない日常の中に、その出会いがあった。

最初は、みんな可愛いなとかそれぐらいの感情だったと思う。

いつの間にか、彼女のことが気になっていた。

無意識のうちに、星井美希のことが好きになっていたのである。

笑顔が可愛くて、プロデューサーのことをハニー呼ぶ、茶目っ気たっぷりな金髪の女の子。

憧れだった。

美希ちゃんみたいになりたいと思った。

それからは、初めて深夜のアニメを録画してみたり、彼女について調べてみて、短髪だったことを知って驚いたりして...。初めてのことをたくさん経験させてくれる、特別な存在になっていった。

そのあと、アイカツにハマったり、ダンガンロンパを通ったりして、小学校卒業し、中学生になった。

アニメが終了してしまい、美希ちゃんを見る機会が減った。

けれど、14歳の誕生日を迎えることに、私は変わらず特別な想いを抱いていた。

何の節目でもない、キリも良くない、14という数字。

これは、星井美希の初めの頃の年齢設定と同じ年。

私はやっと、憧れていた美希ちゃんと同い年になったのだ。

その時やっていたツイッターに

「やっと美希ちゃんと同じ年になったよ。これからもずっとずっとよろしくね。大好きだよ。」

というメッセージを呟いたことを今でも鮮明に覚えている。

アニメのキャラは年齢が変わらないものがほとんどである。

しかし、人間は年を重ねていく。

美希ちゃんに出会った頃、まだ10歳の子供だった私が14歳になり、大人になっていくように。

その時から、私の憧れの女の子だった「美希ちゃん」は、友だちのような存在の「美希」に変わり、推しの「みきみき」に変わっていった。

お小遣いでみきみきのタオルを買ったり、缶バッチを買ったりして、ずっと彼女のことを応援していることに変わりはなかったけれど、部活が忙しかったりして、ライブに行くことは一度もなかった。

その分、私の中のみきみきの存在も、少しずつ小さくなっていった。

高校に入った後、すぐにミリオンライブ!シアターデイズが配信され、私はその中で久しぶりにみきみきに再会した。

私の知っている、憧れた、大好きな彼女が存在していた。

その時に、改めて感じたのだと思う。

やっぱり私にとって、最高のグループは、765ALL STARSで、最高のアイドルは星井美希だけなのだと。

全ては、日常の少しの光から始まる。

星井美希が私にくれた幸せや、楽しい時間のように。

そして、これからどんなアイドルに出会っても、みきみきは私の特別な存在であり続けるであろうと確信できるほどに、彼女のことを思っている。心から愛を込めて。